川上矯正歯科医院 の日記
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歯並びデジタル治療
2010.08.27
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観光地のお土産屋さんからフィルムが消え、あっという間にSDカードに代わったように、身の回りはすっかりデジタル化されています。医療の現場もレントゲン撮影はデジタル化され、フィルムを現像することもなくなりました。CTやMRIの画像診断も、デジタルだからできる技です。
私たちの矯正治療でも、検査や診断にデジタル技術は不可欠。歯並び治療により口元がどのように変わるかを、モニターで見て確かめることもできるようになりました。さらに、最近はコンピューターで設計・製造を行うキャドカム技術を応用した治療方法が注目されています。
一つは、患者ごとにオーダーメイドの矯正装置(ブラケット)を作る方法。そしてもう一つは、着脱可能な透明のマウスピースを使う方法。代表的なものとして「インビザライン」という方法がありますが、これはコンピューターで、治療前から治療後までを細かく何十もの段階に分けて、少しずつ変化させた歯型を予測し、それぞれの段階のマウスピースを光造形技術で作るというもの。治療ごとに歯型をとる必要がなく、最初の歯型から、いくつものマウスピースを作ってしまうという画期的な方法です。
このように、矯正治療もデジタル技術により、日々進化しているのです。
